2011年3月31日木曜日

Git

オープンソースのバージョン管理システムでよく見るようになったGitをようやくちゃんと勉強してみました。

これまでは会社独自開発の集中型のバージョン管理システムを使ってきていまして、
このGit(ぎっと)は分散型で最初ちょっと理解に苦しみました。
というのも、「インデックス」というものが集中型にはないので、なんぞこれと
悩んだわけなんですが、じっくり本を読んだらようやく理解できました。

簡単に言うとコミットする前の仮のローカルコミットみたいなものだなというのが
自分の理解なので、これが他の人に通じるのかはなぞです・・

Gitは分散型のメリットもありますが、共有の仕組みも結構簡単に構築できてしまいそうなので、さっそく構築してみようと思います。

この本については、なんらかのバージョン管理システムを使ったことがある人であれば、わりとさっくりと読めて、第二章の基本概念のところをしっかり理解しておけば、あとは斜め読みして、使いながら覚えていけばよいかなと思われます。

2011年3月30日水曜日

Amazon クラウドで音楽保存・ストリーミングサービスを開始

AmazonがAppleやGoogleよりも先にクラウド上の音楽保存/ストリーミングサービスを開始

AmazonがCloud DeviceとCloud Playerを立ち上げたそうだ。

無料で5G保存できて、それ以上は有料(ざっくり言うと1G/年1ドル換算) 

Androidアプリも出ていて無料でダウンロードできる。
amazon MP3(Amazon Appstore)

amazon MP3(Android Market)

AppleユーザはAppleのサービスを待つしかなさそうだが、たぶん
そう遠くないと思われる。こちらの記事参照

残念ながら今のところアメリカだけだが、是非試してみたいので日本にも早くきてほしい。

2011年3月23日水曜日

オライリーで災害義援金キャンペーン中

東北関東大震災の影響で、私も関東に住んでおりますので
省エネ暮らしをしておりまして、更新を少し止めておりました。

被災地以外にいる人にできることは寄付と経済を回すことです。

でも寄付はなかなかというかたに朗報!!

オライリー・ジャパンでEBOOK STOREが半額(〜26日まで)
http://www.oreilly.co.jp/editors/archives/2011/03/deal-of-the-days-support-disater-relief.html

この期間にご購入いただいた分の売上は、著作権者への印税や決済手数料を除き、全額を日本赤十字社への義援金とさせていただきます。

とのことなので買いまくりましょう!

2011年3月8日火曜日

日本アンドロイドの会 3月定例レポ

日本アンドロイドの会3月定例イベントに参加してきました。
Ustream:http://www.ustream.tv/channel/android-seminar

SHARP Android 2011年春モデルの紹介とタッチ&トライ
感想:
IS05はあの小ささですべてソフトキーだから相当打ちづらい。。個人的にはナシです。
電池持ちに影響するアプリを発見するアプリを開発者向けにだしてくれるそうでこれはおもしろそう。赤外線のリクエストは結構あるみたい。
メモ:
電池持ちに影響するアプリを発見するツール
・WAKELOCK(PARTIAL_WAKELOCK)を監視
・WAKEUP(頻繁なの)を監視
同じことはadbで dump sys power でできる。
赤外線リモコンAPIを公開
005SH,IS05から対応している

新機種の紹介と開発者支援活動について
感想:
XOOMは使い心地はかなりいいっす!
シミュレータでは遅いですが、本体だと超さくさく動きます。
見た目も綺麗だし、ようやくiPadに対抗しうるものがでてきた感じが。
問題は、ちょっとずしっと重く感じるのと、バッテリーがどうなのか気になるところです。
今のAndroidだとたぶん電池持ちはお察し下さいだと思いますが・・
EVOは触れなかった・・
メモ:
EVO +525円でWimaxが使える。
WifiテザリングOKで8台までいける。3Gもテザリング可能(5G制限)

Androidサイクルコンピュータ
感想:
自転車にくっつけるサイコンというのを作っているみたいで、おもしろそう。
展示してもかなりくいつきがいいみたい。
長時間動作が必須のようでそのあたりいろいろ苦慮しているみたい。
高速起動でハイバネーションを入れようとしているみたいで、できたらすばらしい。
メモ:
OESF Embedded Master1という組み込み向けのAndroidを利用
CPUはarmadillo500FXベース。armadilloだとポーティングは楽らしい。
不要なモジュールを削除したり、UART追加したり、キーマップを変更したりしたくらい。
長時間動作に向けて、ハードの省電力機能で対応。
負荷に応じたクロック変更、CPUスリープなどを使用。
起動時間短縮には、ハイバネーションをやる予定。eLinux.orgのハイバネーションパッチを適用してAndroidで動くように改良する。

Titanium Mobile intro
資料:
http://public.iwork.com/document/ja/?d=%E6%97%A5%E6%9C%ACAndroid%E3%81%AE%E4%BC%9A_2011_47_03_47_07.key&a=p278287629
感想:
Titaniumに関してよく理解できました。Look&Feedを考えてUIの各プラットフォームの違いをTitaniumで吸収したり、TitaniumにAPIがなくても、ObjCやJavaでコードを書いてそこをJavaScriptから呼び出せば自分で拡張することができるなど、実開発をよく考えられたツールだということがわかりました。JavaScriptをコンパイルしてるのかと思ってましたが、実際にはWebkitにのっているJavaScriptインタプリタで動いているとのことでした。
メモ:
HTML5はOS毎に実装状況が異なるのが問題。
TitaniumはJavaScriptだけで組む(NOT HTML
近日ブラックベリーにも対応する。
ObjectiveC/Javaモジュールで拡張できる(JavaScriptから呼び出せる)
3月後半にEclipse版もでる
ネイティブUI・・・それぞれのOSでネイティブの部品を使う。同じコードでも違う見た目を実現。
Androidではハードキー、サービス、インテントなどに対応している。
ネットのフロントエンドアプリは得意、アニメーション・エフェクトも得意。
画像処理APIがない。(自分で拡張するしかない)

Flash-likeにアプリが書ける開発環境Corona SDK
資料:
http://public.iwork.com/document/ja/?d=jag-presen.key&a=p551264662
感想:
Titaniumのあとだとちょっと霞んだのが残念。マイナス面だけが際立っていた感じが。。
ゲームとかがさっくり作れるところがポイントみたいです。あとLuaで書けるとこ。
メモ:
言語はLua。Lua≒JavaScript、ActionScript
UIのAPIはOpenGL。
仕組みは、OS・OpenGL・CoronaAPI・Applicationという階層。
Luaのインタープリタを走らせて動いているらしい。iOSにもなぜか標準で入っている。
Titaniumのようなモジュール機能はない
各OS特有の機能はない。
Native UIサポートはない⇒5月くらいにスタート予定
ゲームエンジン、物理エンジンがある
OpenALに対応
基本ライブラリはFlash
Native UIをサポートしていないので、UI作るのが大変。
開発環境はない
WindowsだとAndroidのみ
シミュレータは速い

tagletではじめる 誰でも簡単!ゆるふわWeb系NFCプログラミング
感想:
かなり面白いプレゼンでした。mixiにはこんなかたがおられるんですね・・
tagletおもしろそう。NFCが来そうな予感がしますね。
メモ:
RFIDにURLなどの情報をひもづけとくことができる。
RFIDと情報の紐付けはサーバー側で。
Androidからタグ情報をSHA2でHash化してサーバーに送信。

2011年3月7日月曜日

OSC2011 Tokyo Spring

OSC2011 Tokyo Spring (3/5)に参加してきました。以下感想やらメモやら

OpenOffice.org
感想:
LibreOfficeが後継かと思ってましたが違ってたんですね・・
memo:
OpenOfficeとLibreOfficeの違いについて。
LibreOfficeはOpenOfficeの後継ではない。
OpenOfficeの開発者の一部はLibreOfficeに移ったが、元Sunの人の大半はそのままOpenOfficeにいる。
LibreOfficeはOpenOffice3.3をベースに独自に機能を追加していっている。そのため今後は機能差が広がってくるはず。

MeeGo
感想:
大盛況でNokiaの件もあってか注目されている模様。
まだ1.2だしまだまだこれから感は満載ですがどうなるのか楽しみ。
memo:
Intelの開発していたMoblinとNokiaの開発していたMaemoをあわせてMeeGoになった。
デバイスカテゴリをまたいで共通化されている標準APIと、機能の決定をオープンに行っているところがポイント。
プラットフォームとしてはAtomだけでなくARMも対応する。
まだソースは公開していないが春までにはソース公開予定。
アプリはQtCreatorで作る。
試しにMeeGoをUSBメモリーにいれてPCで起動してみるとよい。
1.2ではセキュリティ、ポリシーフレームワークを入れる予定。

Qt
感想:
Qtは組み込み開発者的にはよさそうな感じがしますが、
デザイン面が課題な気が。JavaScriptだとデザイナさんでもいじれますが
さすがにC++は、、というところでQMLってのをがんばって作ってるってとこなのかな。
memo:
GUIを作成するためのクロスプラットフォームのC++クラスライブラリ。
C++を知らなくても作成できるように、QtQuickというUI作成フレームワークもある。
QtQuickはQML(Qt Meta-object Language)を使って書く。
ライセンスは商用、LGPL、GPLの3種類ある。
2011年上期にWebkit改善、QtMobilityでBluetooth、NFC対応などが入る予定。

Zope & ZODB
感想:
Zopeはdjangoみたいなのかと思ってましたが、結構独自なアーキテクチャ。
今見るとちょっと古い感じがしました。
memo:
Zope
オブジェクトパブリッシング、トラバーシングが特徴。
結構歴史は古く1998年からある。
管理画面が簡単に作れることで楽だったが、今は使われていない。
ZODB
ZopeObjectDataBase
その名のとおりオブジェクトデータベース。
リレーショナルデータベースと違ってSQLは使わない。

2011年3月5日土曜日

ウォール・ストリート

ウォール・ストリート 
原題 Wall Street : Money Never Sleeps
1987年の名作 ウォール街 原題 Wall Street の続編にあたり、監督も引き続きオリバー・ストーンがメガホンを。

オリバー・ストーンといえば社会派映画の名監督で、私も大好きな監督の一人で、プラトーン〜エニイ・ギブン・サンデーくらいまではほぼ全作見てきました。しかし、ここ数年は切れ味が衰えてきたというイメージで、人気取り的な映画が増えていて、全く見る気が起こらなかったわけですが、今回はウォール街の続編ということで、見事に釣られていってきました。


結果は見事に期待はずれでございました。

おおまかな話の流れとしましては、熱い志を持った若い金融マンがのし上がって行くに連れて、マネーの欲望に飲み込まれて、そして断ち切るという前作の流れを継承されていて、これ自体は特に何も問題ないと思うのですが、
それに安っぽい恋愛や親子愛なんかを加えてしまったばっかりに、 なんぞこれ という仕上がりになっている次第です。特に結末がひどいです。


ストーン映画としては、たぶん近年の金融の暴走を辛辣に批判するような映画をぶつけてくるはずだと思っていたのですが、
全然お金の狂気といったことの異常さってのが伝わってこない。
ほとんどリーマンショックについて知らないならまだしも、今ではだれでも知っているような内容にたいしては、
薄っぺらいとしかいいようのない内容でした。


よかったところは、前作のファンであれば、やはりゴードン・ゲッコーさんの存在くらいで、すごいアガるシーンもあるわけですが、その少しあとにズコーっとなりわけなんですが。。


ストーンの映画ももう本格的にだめだなと思った一作でした。