2011年8月28日日曜日

実践的UserExperienceワークショップに行ってきた

Lean UXの一日ワークショップに参加してきました。
http://peatix.com/event/760

お値段は22,000円と自腹としては結構しましたが、あのJanice Fraser氏のワークショップを日本で受けれると考えるとむしろ超お得。
Ux for lean startups london
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↓日本語資料
Tokyo 1 day (日本語)
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LeanStartupとは商品開発におけるアジャイルといった印象を受けました。
最小限のチーム編成(プロダクトマネージャー、デザイナー、エンジニア)を1チームとして、アイデアの発想、開発、検証を短いサイクルで回してユーザーとともに製品をつくりあげるという過程はまさにアジャイルで、ソフトウェア開発から産まれた手法が、顧客開発に応用されているところがおもしろいと感じました。

これまでの製品開発は企画が決めたものをウォーターフォールで作るものが主流ですが、こういった開発が主流となってくるかもしれないですね。そうなると日本的な稟議書書いて下請けがつくるといったITゼネコン的なところは壊滅するでしょうね・・

とはいっても、LeanUX的な開発は定性的な評価が多く、いかにユーザーに質問するかや、どのような人に対して評価するかなどかなり経験を積んで行かないと難しいと思われるところも非常に多いため、どの企業でもすぐにできるというものではないと思います。
早く取り入れ、ユーザーに対する姿勢を正し、多くの経験を積み重ねたところがよいユーザーエクスペリエンスを産み出していくのではと思います。

2011年8月20日土曜日

LLPlanetsに参加してきた

Lightweight Language Planets 2011に参加してきました。
http://ll.jus.or.jp/2011/

LLといいつつタイムテーブルの通りJavascript一色といった感じでした。
Node.jsやCoffeeScriptも流行ってるし当然といえば当然なのかも。

タイムテーブル
10:30-10:40 開会宣言+場内注意事項説明
10:40-10:50 IPv6ハッカソン紹介
10:50-12:20 メタプログラミングの光と闇
12:20-13:50 昼休み
13:50-14:35 基調講演
14:35-14:50 休憩
14:50-16:20 Node.jsとは何だったのか
16:20-16:50 夕休み
16:50-18:20 JavaScript八面六臂
18:20-18:35 休憩
18:35-19:05 IPv6ハッカソン成果報告
19:05-20:10 Lightning Talk
20:10-20:20 抽選会+閉会宣言



・メタプログラミングの光と闇
メタプログラミングってなんぞという状態で聞いたのですが、マクロみたいなものでメタプログラミングなものやDSLちっくなものって意外と身近にいろいろあるなと感じました。
話の結論としては、メタプログラミングとかDSLとかつくらずに普通に書け!ということでしたがw


・基調講演
malaさんのお話はとても面白かった。配信されていたら必見。本人は顔出しNGなので無理かもですが・・。Javascriptは必須だなと感じました。
また、Webページの脆弱性を指摘すると寿司を食えたりするらしいですw

他メモ
・Javascriptを自動生成するな
・HTML5でクライアント側でできることが増えたからクライアントでしかできないことを採用せよ

・Node.jsとはなんだったのか
Node.jsはJavascriptをサーバーサイドでも使いたいだけだろとか思ってましたが、イベントループとノンブロッキングI/Oのサーバーを構築するのに最適な言語だったということで大きな誤解でした。
他にもイベントループを採用しているフレームワークは色々あったみたいですが、JavascriptみたいにノンブロッキングI/O環境を創りだすのは難しかったみたいであまり普及しなかったみたいですね。
シングルスレッドなのがあれですが、この先どう普及していくのか。
Node.jsはC++で書かれているみたいなので自分でも何か作ったりできるかも?!

・Javascript八面六臂
以下メモ
・ECMA262の第三版の仕様はほぼ使えるとおもってよい
・bit,byte操作はむずかしい
・複数人でやるとスタイルがばらばらになる
・コールバック地獄になりやすい。特にオフラインアプリ
・Workerに押しこめばコールバックしなくてすむ
・エラー処理がしにくい
・Promiseなどのライブラリを使うことである程度解決する
・エディタの昨日を使いつつ慣れる
・非同期I/Oはきをつけないといけない
・直列的に書けるライブラリをつかうといい(jsRefer)
・ボトムアップで書いたほうがJSっぽい
・複数人でやる場合はクラスのほうがいいかも
・ecmaではクラスを取り入れる提案もあがってたりする
・プロトタイプベースでクラスでやりたいことはできるはず
・クラスベースでやらなければならない理由はないのでは
・webstormがeclipseやnetbeansよりもつかいやすかった
・どれもgitがそれなりにつかえる
・記述の自由さがネック
・規約とテスト方法を決めとく
・対話型モジュールで学ぶのがよい
・prototype.jsはコードリーディングにはよい。(使うのは・・)


Javascriptばっかりでしたが結構面白かったです。
今後は他のLLも頑張ってほしいですね。

2011年8月15日月曜日

Google Motorolaのモバイル部門買収の真意は

いや、まさかのGoogleのMotorolaのモバイル部門買収。

Google Buys Motorola For $12.5 Billion, Says “Android Will Stay Open”

http://techcrunch.com/2011/08/15/breaking-google-buys-motorola-for-12-5-billion/

Google acquiring Motorola Mobility
http://www.engadget.com/2011/08/15/google-acquiring-motorola-mobility/

Supercharging Android: Google to Acquire Motorola Mobility

GoogleがOSだけでなくデバイスを手に入れ、Appleと同じ土俵にたった!とも見えなくもないのですが、個人的にはタイミング的にどうもそうではなく、WindowsPhoneに対する敵対的買収にみえて、えげつない買収だなぁと。。

MicrosoftがNokiaと同様に触手を伸ばしていて双方のメリットが合致してうまくいくのではと外野から見ていた矢先にこれですよ。

一番やられた!と思っているのはMicrosoftでしょうね。。
WindowsPhoneは結構期待していたんですが、抑えられると厳しいですよね。
前途多難なWindowsPhoneですがこの先どうなるでしょうか

2011年8月7日日曜日

Mac OS X 10.7 Lion と MagicTracpad

Mac OS X 10.7 Lionでジェスチャー入力がかなりパワーアップしたので
それにあわせて、これまでのMagicMouseからMagicTracpadに置き換えました。

結論としてはLionではMagicTracpadが断然良い!

ただし操作に慣れるのにちょっと時間を要しましたが、軽いタッチで操作できるのでとても楽ちんです。
よく使う操作について紹介しておきます。

MagicTracpadの操作方法(Mac OS X 10.7 Lion)
(トラックパッドの設定で全部ONにした場合です)

・スクロール・・・2本指で上下にスライド
・右クリック・・・2本指でタップ
・画面の拡大縮小※・・・controlキーを押しながら、2本指で上下にスライド
・アプリの全画面表示・・・アプリのWindowの右上をタップ
・アプリの全画面表示解除・・・escキーを押す
・アプリ内の表示の拡大縮小・・・2本指でピンチ
・文字列のコピー・・・3本指でスワイプして文字をなぞる⇒2本指でタップしコピーを選択
・ドラック・・・3本指でスワイプ
・ミッションコントロールの表示・・・4本指で上にスライド(非表示は下にスライド)
・LaunchPadの表示・・・3本指でピンチ(4本か5本でやったほうが反応がいいです)

あまり使わないもの

・調べる・・・3本指でダブルタップ
・スマートズーム・・・2本指でダブルタップ
・回転・・・2本指で回転
・ページめくり・・・2本指で左右スクロール
・全画面表示アプリ切り替え・・・4本指で左右にスクロール

マルチタッチジェスチャー
http://www.apple.com/jp/macosx/whats-new/gestures.html


例のスクロールの方向がデフォルトで逆になった件ですが、MagicTracpadを使うとこっちのほうが自然な感じがしてきましたので、デフォルト設定がオススメです。

※画面の拡大縮小の設定方法
 システム環境設定⇒ユニバーサルアクセス⇒ズーム機能:入にチェック

Startup meet Designレポ

OpenNetworkLabとStartupTokyo主催の講演に参加してきました。

「Startup Meets Design」

Ustream


Video streaming by Ustream
感想

私がアプリを作りはじめて感じたのはデザインの重要性です。
デザインという言葉は日本人にとっては「デザイン=意匠(見た目)」と思いがちですが、「デザイン=設計」という意味でのデザインがとても重要だと思います。

似たようなコンセプトのサービスやアプリケーションは多数存在し、これらと差別化していくにはデザインで差別化していくことが必要となります。
そのためにはアジャイルプロセスの中にデザイナーを組み込むことと、エンジニアと一体となって開発していくことが重要だと感じました。
また、エンジニアもデザインを理解し、自分でもある程度はデザインできなるようにならなければいけないなと感じました。
今日の参加者にはエンジニアが多数参加していて、エンジニアの関心も高いように感じます。

海外でもUXデザイナーの需要はとても高いようですので、是非身につけたいスキルだと思いました。

メモ

・デザインで差別化する
・全プロセスにデザイナーを入れる
・ブレストはプロダクトマネージャー、デザイナー、エンジニアでやるのがいい
・UIはスピードが最優先(探さない、書かない、溜めない)
・早ければいいわけでもない
・UXはどうやって学べば良い?
⇒本は古典だが「だれのためのデザイン」は読んだほうがいい
⇒似たようなサービスのUIを比べてみるといい
⇒実際にユーザーに声に出して使ってもらうといい
⇒あとはトライアンドエラーで学んでいくしかない

その他

QuoraのデザイナーのchibicodeさんのFacebookに色々とデザイン関連の情報を載せてくれていてとてもよいです。

Janice Fracerのプレゼン資料
http://www.slideshare.net/clevergirl/presentations

2011年8月3日水曜日

Twitterが、Ruby on RailsからJavaVMへ移行する理由

Twitterが、Ruby on RailsからJavaVMへ移行する理由 
http://www.publickey1.jp/blog/11/twitterruby_on_railsjavavm.html

twitterでも結構話題になっていますが、非常に興味深い内容です。

twitterがRailsで実装されてたってことも知らなかったので驚きました、Railsでもこれだけのトラフィックに耐えれるんですね。
やはりいくらパワフルなサーバーでもRubyのようなインタープリタだと限界があるのかな。
RubyのGCはよく遅いと耳にしますが、twitterでも独自にいじってたみたいですし、Railsは立ち上げには楽かもしれませんが、サービスが大きくなってくるとJVMとかに以降していく必要があるというのはよいノウハウとして今後参考になるかもしれないですね。